こんにちは、あんぶれらです。
先日急用があって新潟市に行ったのですが、そこで佐渡汽船に見たことのないお店を発見しました。
店名は「佐渡の手前」といい、佐渡汽船の一角にカフェ&レストランとして新規オープンしたようです。
以前は「紫苑」という喫茶店が入っていた場所ですが、紫苑が閉店し、別のお店として佐渡の手前が入っていました。
オープンして間もないお店らしく、どんなお店なのかも気になったので入店させてもらいました。
ということで今回は番外編として、佐渡汽船新潟港の3階にある「佐渡の手前」を紹介します。
カフェ&レストラン「佐渡の手前」とは
佐渡の手前とはどんなところか
カフェ&レストラン「佐渡の手前」は2022年6月1日に開業した新しいお店のようです。
運営しているのは「僖成(きなり)」という会社で、佐渡島内では「佐渡うどん蒼囲」と「佐渡箱ちらし」なども運営しています。
お店の前にはお弁当(船弁)が並んでおり、船の中で食べる方や船から降りて旅行する方向けに販売しているようです。
お店の入り口はバス停へとつながる階段・エスカレーターのすぐ横にあるので、佐渡汽船から出る方ならまず間違いなく目に入るでしょう。
入り口からおしゃれなカフェという外観をしていて、お店の横は全面ガラス張りとなっています。
すぐ横に売店もありますから、動線としても利用しやすいお店という感じです。
お店に入るとかなり広々とした空間が広がっており、清潔感のある印象。
席はテーブル席のみですから、宴会にはあまり向いていないといったところです。
カフェ&レストランですからテーブル席だけでも気にならず、船を利用する人が一服するにはちょうどよい雰囲気です。
お店の中に入るとまずは物販コーナーがあり、カレーライスやそば・うどん、ふりかけなど地元の名産が並んでいます。
お店に出ているものと同じ品物もインスタント品になって並んでいますから、持ち帰って食べるのにも良さそうです。
お値段はインスタント品にしては少し高いですが、観光地価格と考えれば妥当なラインではないでしょうか。
佐渡うどん蒼囲は美味しいと評判のお店ですから、同じ僖成がプロデュースした「佐渡の手前」には期待が高まります。
カフェ&レストラン「佐渡の手前」の基本情報
- 所在地:新潟市中央区万代島9-1 万代島フェリーターミナル3階
- 種類:カフェ&レストラン
- 電話番号:025-384-4836
- 営業時間:8:30~16:00 LO15:30(水曜日・不定休)
- 席数:40席
「佐渡の手前」公式HPはこちら
食事メニューは3種類
メニューは少なめだが今後に期待
佐渡の手前ではオープン間もないためか、今のところメニューは3種類だけでした。
店員さんは今のところ食事メニューは3種類という話をしていましたから、今後は新たなメニューが追加されることに期待しましょう。
ちなみに2022年9月時点で食べられる食事メニューは次の3つです。
- 船場のチキンカレー:950円
- 佐渡うどん:950円
- 鯛塩ラーメン:950円
ハンバーグもあるという噂を聞きましたが、私が行ったときにはありませんでした。
時間帯や曜日によるのかはわかりませんが、機会があれば探してみようと思います。
この他にもコーヒーやジェラートが楽しめますから、船の待ち時間に一服するならピッタリです。
鯛塩ラーメンは優しい味わい
今回は3つの食事メニューから選ぶことになりましたが、その中でも一番気になったのが鯛塩ラーメン。
佐渡では塩ラーメンをおすすめにしているお店に心当たりがないうえ、「鯛」の部分に心惹かれました。
というわけで鯛塩ラーメンを注文し、席で待機しました。
ちなみに注文は食券タイプで、食券をすぐ横で待機している店員さんに渡します。
お客さんがちょうど少ない時間帯だったためか、5分ほどでメニューが出来上がりました。
鯛塩ラーメンという未知のラーメンは、なんとチャーシューの代わりに鯛が入っていました。
鯛の大きさは手のひらサイズより若干小ぶりくらいで、ほろほろしているのにしっかりと噛みごたえのある不思議な触感でした。
ラーメンの方は細めのストレートで、麺自体は中華料理店でよく出るタイプのものに近い印象です。
肝心のスープですが、かなり優しい味わいで、「お酒を飲んだ後に食べると美味しいだろうな」と思う味でした。
塩ラーメンによくある塩分の刺々しい味がほとんどなく、出汁の味そのものという感じの薄口のスープです。
船に慣れていない人が船酔い状態でも食べやすそうで、佐渡汽船に来る客層を意識したものかもしれません。
正直な感想を話すなら、佐渡の手前に行く機会があれば一度は食べてみてほしいです。
お店の雰囲気はもう少し飾り気がほしい
お店の様子は写真からも分かる通り、広々としていて開放感があります。
一方で床がコンクリート、椅子やテーブルが白となっており、ある程度席の間隔も開けているためか、やや寒々しい印象もあります。
欲を言えばもう少し暖かみのある空間にすると良さそうですが、スペースを考えると難しいのかもしれません。
店員さんは見える範囲では3人働いており、注文したメニューはセルフサービスで席に運ぶ仕組み。
忙しいときならセルフサービスも仕方ありませんが、私の行った時間帯は他のお客さんも少なかったので、「運んでくれてもよかったのでは」と少し思うところがあります。
ただ、店員さんは気さくな人柄で話しやすいタイプでしたから、気分が悪くなるようなことはありませんでした。
さいごに
佐渡の手前はまだできて間もないお店ですから、これから新しいメニューも追加されていくでしょう。
佐渡汽船の新潟港には食事処が少なくなり、少し寂しくなっていたのでちょうど良いお店が入った印象です。
船に乗る前のちょっとした時間潰しや小腹が空いたときに利用しやすいお店です。
佐渡に来る予定の方は、佐渡汽船3階にあるカフェ&レストラン「佐渡の手前」でくつろぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。